発信地：バルセロナ/スペイン
【4月14日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ（FC Barcelona）は13日、幹部の汚職を告発した前副会長のエミリ・ロウサウド（Emili Rousaud）氏に対して法的措置を取ると発表した。
バルセロナでは前週、ロウサウド氏ら幹部6人が辞任。同氏は、幹部の誰かが「（金銭を）横領した」と主張していたが、クラブは疑惑を猛烈に否定した。
この日発表文を出したバルセロナは「理事会は、汚職と称され得るいかなる行為も断固として否定する。従って、相応の法的措置を取ることにも合意している」と記した。
「バルセロナは、組織のイメージを著しく損なう主張を許容することはできない。クラブと従業員の名誉を守るため、法的措置を取る。現在進行中の監査が、この問題に終止符を打つはずだ」
ロウサウド氏の告発は、リオネル・メッシ（Lionel Messi）やジェラール・ピケ（Gerard Pique）ら選手を含め、ジョゼップ・マリア・バルトメウ（Josep Maria Bartomeu）会長に敵対する人物をおとしめるためにクラブがプロモーション企業のI3ベンチャーズ（I3 Ventures）と契約したとして、2月にソーシャルメディアで物議を醸した騒動に関するものだった。
ロウサウド氏は10日、地元ラジオ局Rac1の番組内で、「会計検査官が10万ユーロ（約1186万円）のコストと見積もったものに対し、100万ユーロ（約1億1860万円）が支払われていたら、誰かが横領したということだ」と語っていた。
バルトメウ会長は2月、クラブとI3ベンチャーズとの契約を終了している。
バルセロナによれば、コンサルタント会社プライスウォーターハウスクーパース（PwC）が契約の監査をしているが、新型コロナウイルスのパンデミック（世界的な大流行）によって遅れが生じているという。(c)AFP
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April 14, 2020 at 08:21AM
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バルサ、汚職告発の前副会長に法的措置へ 疑惑を「断固否定」 - AFPBB News
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