
6月26日に埼玉の小川カントリークラブが民事再生法の適用を申請。初のコロナ倒産として話題になっている。関越自動車道の嵐山小川ICから5分、東武東上線小川町駅からクラブバスで6分と、アクセスの良さでは定評があり、1966年開場で54年目を迎える歴史あるコースに何が起こっていたのか。真相を追った。
帝国データバンクが1日に最終更新している記事には「(前略)近年は同業他社との競争が激しく、売り上げの落ち込みに加え収益面でも苦戦を強いられていた。さらに預託金の償還問題も厳しくなるなど資金繰りが多忙になるなか、今年に入って新型コロナウイルスの感染拡大を受け、利用者のプレー自粛が続くなど営業面で支障を来して資金繰りが悪化。自主再建を断念して法的手続きによる再建を目指すこととなった。負債は約24億円。」とある。
詳細を取材しようと8日午前、小川CCに直接問い合わせてみたが、支配人と名乗る男性は「現在は民事再生中であるため、代理人から取材は受けないようにいわれています」の一点張り。取り付く島もなかった。
取材を進めるうち、勤務先が同コースの法人会員となっていたため、100回近くプレーしたというゴルファーに話を聞くことができた。
「小川(CC)は、割と好きだよ。アップダウンがきついけど、面白いコース。だから何度もプレーしている。嵐山の出口が出来てからはホントに便利になったもの。27ホールもあって、お客さんもそこそこ入っていた印象だから、倒産したというのは意外だな」。そうはいいながら「最近はまったくプレーしていなかった。今はネットで探せば、5000円食事付がすぐ見つかるから」と、本音を明かした。
会員権業者となると、もっと手厳しい。
「小川CC の場合、このところ、うちの扱いでは会員権の取引がまったくなかった。インターに近いというだけでお客が来る時代ではないのに、それ以上のものが見えてこない感じだった」という。アップダウンの多いコースだけに、電磁誘導のカートとGPSナビがついていないことへの不満が少なからずあったという。大手予約サイトの口コミでも、GPSがないため前後のカートの距離がつかめず、打ち込まれたケースが散見される。
実は広島の仙養ヶ原ゴルフクラブが6月1日、岡山の日本原カンツリー倶楽部も6月30日に廃業に追い込まれたことが一部で報じられた。いずれもコロナが原因の一つに挙げられている。
もはや生き残るにはスルーのセルフプレーでリーズナブルな価格設定か、食事つきの“昭和型”プレーに固執するか、明確に提案していくしか道はないかのように見えてくる。
日本ゴルフ経営者協会の大石順一専務理事は「個人的な意見ですが」と前置きして、こんな見方をする。
「結局コロナの収束まで2年かかるとすれば、それまでの間はお客さんの意見を聞いて、丁寧に理解を得ながら、コツコツと営業を続けていくところが生き残ると思う」。
倒産ドミノをどう止めるか。それはゴルフ場側がゴルファーの要望に耳を傾け、新たな提案ができるかどうかにかかっている。
(日本ゴルフジャーナリスト協会会長・小川朗)
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July 17, 2020 at 03:00PM
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