ボルトン氏を解任へ トランプ氏がツイッターで表明（写真＝AP） - 日本経済新聞

ボルトン大統領補佐官=AP

【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は10日、ボルトン大統領補佐官（国家安全保障担当）を解任するとツイッターで発表した。後任は来週発表するとしている。「昨夜、ボルトン氏に対してもうホワイトハウスには要らないと伝えた」と書き込んだ。国家安保担当の補佐官は外交・安全保障政策の司令塔で、同政策への影響は必至だ。

ボルトン氏は2018年4月に補佐官に就任しており、トランプ政権下では3人目の補佐官にあたる。トランプ氏はツイッターで「彼の提案の多くに私は強く反対してきた」と主張した。

両氏は北朝鮮やイラン、アフガニスタン政策を巡って意見の対立が指摘されていた。ボルトン氏は対外強硬派として知られ、ポンペオ国務長官と対立する場面もあった。2月末の米朝首脳会談では、北朝鮮の非核化措置が不十分だとしてトランプ氏に合意しないよう進言していた。

トランプ米大統領が10日に公表したツイッターの全文は以下の通り。
「私は昨晩、ジョン・ボルトン氏に彼の仕事はもうホワイトハウスで必要とされていないと伝えた。私は彼の提案の多くに対して強く同意しなかった。他の政権メンバーも同意しなかった。それゆえ私はジョンに辞任を促し、今朝辞任の意が私に届けられた。私はジョンの仕事に大変感謝している。私は新しい国家安全保障担当者を来週にも指名するつもりだ」

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2019-09-10 16:02:00Z
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