新型ウイルス肺炎 国内で初確認 注意すべきポイントは? - NHK NEWS WEB
中国の地元当局は患者の中に夫婦で発症しているケースがあるとして限定的ではあるものの、ヒトからヒトに感染する可能性が排除できないと指摘しています。
一緒に暮らしている家族が肺炎になった場合は街なかで行き交うのとは段違いに接触する機会が増えます。いわゆる「濃厚接触」です。
多くの感染症では濃厚接触があると感染のリスクが大幅に増えます。同じように濃厚接触で人から人に感染したとみられるケースは鳥インフルエンザでも報告されていますが、その後も人の間で大規模な流行は起こっていません。
今回、新型コロナウイルスに感染していたことが分かった神奈川の男性は、武漢に滞在していた際に肺炎の患者に接触していたと話しているということで、濃厚接触の可能性があるということです。
現時点では、患者は武漢の海鮮市場などと関わりのある人たちが中心で、地域で感染が広がっている状況では無いとされています。
こうしたことから、新型のコロナウイルスは人から人に次々と感染する状況ではないと考えられています。
今回の肺炎の症状は発熱が中心で、呼吸の苦しさを訴えるケースもあるということです。中国でもともと健康状態が良くなかった1人が死亡しましたが、ほかの患者はすでに回復している人も多く容体は安定しているということです。
神奈川県の男性もすでに回復し、1月15日に退院して現在は自宅で療養しているということです。
2020-01-16 10:30:28Z
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